11個のチェックリスト
フリーランスのWebデザイナーとして独立する前に知っておきたい11個のチェックリストを用意しました。今からやり直しできるならば、独立する前に「全部やれたらよかったな〜」ということを書いておきました。
- 生活費の確保
- 銀行・クレジットカードの開設
- 開業準備費用をまとめる
- 屋号・会社名を考える
- Webサイトを用意する
- ポートフォリオを用意する
- 名刺を用意する
- SNSアカウントを解説する
- エージェントサービスに登録する
- 営業先・顧客の開拓
- 補助金・助成金・創業融資を調べて申し込む
生活費の確保
生活費がないと本当にシャレになりません。退職後の生活費は確保しておきましょう。最低でも3ヶ月、できれば6ヶ月分の生活費を確保しておきましょう
事業用銀行口座・クレジットカードの開設
独立したら、事業用銀行口座とプライベートの銀行口座は分けて運用しましょう。
事業用銀行口座とプライベートの銀行口座を混ぜていると、確定申告の時に経理が大変になります。
新しく作る事業用銀行口座はネット銀行でOKです。また、クレジットカードはビジネスカードがベストです。開業届を出してからビジネスカードを作るといいでしょう。
開業準備費用をまとめる
開業する前に支出した費用は「開業費」として経理計上することが可能です。
独立する!と決めたら、開業に関する費用は記録しておきましょう。
会社名・屋号を考える
会社名・屋号を考えるのは案外大変です。適当な名前にしてしまうと後で後悔します。
「ゆめいろデザイン」という屋号を考えるときにも、相当悩みました。
Webサイトを開設する
事業に使うためWebサイトを用意しておくことが大事です。フリーランスのWebデザイナーでも自分のサイトを持っていない方もいますが、それで食べていけるのはごくわずか。
サービスを提供する以上、Webサイトは用意しておきましょう。
ビジネスとして何ができるか、貢献できることは何か?をテーマにまとめていくといいでしょう。また、料金表をパッケージ化してホームページに掲載しておくといいでしょう。
ポートフォリオを用意する
ポートフォリオの準備も大切。まずはPDFで用意しておくといいでしょう。
ポートフォリオを作るときには、今まで会社で仕事していたデザイナーさんなら、何をやっていたのかまとめておきましょう。
掲載するときには許可を得る
ちなみに、会社員デザイナーとしてのお仕事をポートフォリオとしてWebサイトに掲載することはNG。必ず会社・クライアントに許可を取りましょう。ただ、ポートフォリオとしてクライアントなどに見せるだけなら、問題にならないケースが多いようです。
実績には詳細な説明を
単純に作品を載せるだけでは十分ではありません。
フリーランスとして仕事を獲得するためにはどう関わっていったかをまとめておきましょう。
- どんな立場でそのプロジェクトに携わったか
- 担当業務は何なのか・ポジションはどこなのか
- プロジェクトを随行するときの提案・工夫したことなど
ちなみに、実際に担当していない部分を担当したと言って営業するデザイナーさんもいるようです。多少のハッタリなら大丈夫ですが、嘘をついても実際に仕事をすると実力が発揮できないために後で100%バレます。
名刺を用意する
名刺も用意しておきましょう。独立する前でも、営業することや交流会での名刺交換は可能です。Webデザイナーなら、名刺のデザインや用紙の品質にもこだわりましょう。
紙にこだわるだけでも話のきっかけになります。
SNSアカウントを解説する
SNSアカウントは作成しておきましょう。
最初に運用しなくても大丈夫です。屋号や会社名に基づいたアカウント名だけでも確保しておくことが大事になります。
エージェントサービスに登録する
フリーランス向け・派遣デザイナー向けのエージェント登録もおすすめします。
もちろん、転職しなくても転職向けエージェントを利用することもOK。
仕事が取れなくて困ったときにはエージェントを利用して仕事を獲得するのも1つの方法。エージェントはポートフォリオのチェックやスキルの明確化・言語化なども手伝ってくれます。
営業先・顧客の開拓
営業先を開拓することも大事です。最低でもクライアントが3社あるといいでしょう。
ちなみに、退職前にいた企業でもクライアントになるのはよく聞かれる話です。副業がOKな企業ならば、最初は副業からはじめていくこともOK。「会社が倒産した」などの問題がない限り、営業先を開拓して顧客になってもらうことから始めましょう。
補助金・助成金・創業融資を調べて申し込む
最後に、補助金・助成金・創業融資を調べておきましょう。
特に創業融資は開業後5年までしか使えません。他にも創業時にしか使えない支援制度はたくさんあります。補助金・助成金の申請を通して自分のビジネスをまとめていきましょう。
また、デザイナーが補助金や助成金に詳しいと、それだけで差別化が可能です。
クライアントに提案する材料になったり、単価が高い案件を取るきっかけにもなります。
フリーランスになる準備としておすすめの書籍
フリーランスになる前に読んでおきたい書籍を2冊紹介します。フリーランスとして独立しても続かないと意味はありません。独立する前には成功するための準備は必要です。
まとめ
フリーランスデザイナーとして活動していくことは決して楽ではありません。
開業準備をするのはすごく時間がかかります。
これから開業される方は、ぜひ余裕を持った準備をオススメします。
独立前に準備することを知っておき、行動することで、独立してもうまくいかないというデザイナーさんが一人でも減ることを願っています。