ゆめいろデザイン

デザイナーはセンスがなくてもできる!

デザイナーじゃない方からするとセンスの有無はデザインに必要かと思うでしょう。実際、「デザイナーはセンスが必要か」という質問をよく聞かれます。
今回はそんなお悩みにお答えします。

「センス」がないとデザイナーになれないの?

結論から言うとデザインセンスの有無とデザイナー職とは関係ありません。

美術の成績が「1」だったとしてもデザイナーになれます。みなさん安心してください。

私は実は美術の成績で「1(5段階)」をとったことがあります。
そんな私でもWebデザイン業界で20年仕事をしているので、センスがある無しは関係ありません。
センスは才能ではなく磨くものです。

「センス」の定義とは何?

それではセンスとは何でしょうか?

物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。「文学的な―がある」「―のよくない服装」「バッティング―」判断力。思慮。良識。

引用元:Goo辞書

「センス」は感覚の斬新さやユニークさを表す言葉です。
デザイナーの場合は、作った表現(Webサイトやチラシなど)が素敵、などの意味合いで使われます。

デザイナーってセンスが必要なの?

デザイナーにセンスは必要だとしたら、デザイナーのセンスとは何でしょうか?
私の解釈だと、「デザインに関する判断」だと思っています。
つまり、デザイナーのセンス=デザインに対する判断力です。

例えば、「高級感」あるジュエリーショップが「安っぽい店構え」をするわけにはいきませんよね?つまり、デザインに求められているものを判断してどう作り上げていくか、その能力を磨けばいいのです。

「デザインを仕事にしたい」方向けのセンスの磨き方

デザインをやりたい人がセンスは磨くためにやることは、3つあります。
ここからは順番に解説していきましょう。

知識を集める

まずは知識を集めること。カラー・文字(フォント)については知識がないとできません。たとえば、色が与える印象・文字が与える印象など、説明できたら素敵ですよね?

デザイナーとしてセンスを磨くべきところは3つあります。

  • カラー
  • 文字(フォント)
  • 造形・レイアウト

まずはこの3つに注目して、色々とモノ・デザインを見ていくといいでしょう。

素敵なデザインをたくさん見る

優れたWebサイト・優れたデザインをたくさん見ること。
やみくもに見る必要はありません。「テーマ」を決めた上で色々みていきましょう。

例えば、テーマを「女性向け」として見るだけでも、見るものはこれだけあります。

  • 女性向け雑誌
  • パンフレット
  • 映画館のチラシ
  • 建物の造形
  • インテリア

そこから、「高級感」や「自然」など、テーマを深掘りしていくといいでしょう。
とはいえ、まずは簡単でいいのでテーマを決めて、日頃からたくさん見ていきましょう。

トレーニング

知識や論理を蓄積したら、すぐに抜群のセンスを発揮できるのでしょうか?
残念ながらそう簡単にはできません。
配色・文字の選び方・造形(レイアウト)は作っていかないと身につかないものです。

ここからはプロから学んでレイアウトや配色の原則などを学んでいくところとなります。

過去のデザイン・作品を見直す

すでにWebデザインの勉強を始めている人は、過去の制作物を見返してみましょう。

「こうしたら良くなりそう」「こんなデザインだと伝わるかな」と思うことができれば、センスが磨かれている証拠です。

センスを磨くのにおすすめな書籍

ただ、センスを磨くと言っても、どうやったらいいかわからないと思います。
今回、センスを磨くのにおすすめな書籍を2冊紹介します。

センスは知識からはじまる
大日本出版
ニューヨーク式 センスを磨く1日5分の習慣
サンマーク出版

書籍だけで本質を掴むのは難しいですが、この2冊の書籍にはヒントになる情報があるのでぜひ読んでみるといいでしょう。

まとめ

「センスがなくてデザイナーになれる自信がない」と思っている人があるかもしれません。でも、デザイン能力は先天性のものではありません。

どれだけ磨いていくかが大事です。今からでも遅くありません。まずはセンスをトレーニングしていくところから始めていきましょう。