事業用の銀行を作る
起業家・フリーランスにとって一番面倒かつ重要な業務は「お金の管理」です。
事業に使うお金と個人のお金が混ざってしまうと、確定申告の時に作業がとても煩雑になってしまいます。起業家の場合でも、会社を設立して、銀行口座が作られるまでは個人の口座を使わないといけません。
フリーランスになって一度、事業用と個人用の口座を「ある程度」混在させたことがあります。確定申告の時に個人用と事業用の支出を振り分けるのは面倒です。FreeeやMFクライド会計を使ってもです。やっぱり専用の銀行口座を作るとやはり、楽になります。完全な振り分けは無理でしょう。でも、例外を除いて基本は分けておくべきです。
仕事に関する出費は現金主義をやめる
仕事に関する出費は現金主義でなく、仕事用のクレジットカードやデビットカードを使いましょう。そして、現金払いが必要な場合は、すぐに手帳などに入力する習慣を身につけましょう。
何故ならば、現金支払いの場合は、手入力でデータを打ち込む必要があるからです。手入力で入力すると間違えが起きますし、時間がかかります。手入力はできるだけ減らすこと、iPhoneでアプリなどを利用して入力するといいでしょう。
事業用のクレジットカード、もしくはデビットカードを作る
また、フリーランスは事業用のクレジットカード、もしくはデビットカードを作っておくべきです。パソコンを買ったりするときなど、お金を支払う時にも、専用のクレジットカードを作っておきましょう。もちろんデビットカードでもOKです。
支出はできるだけ現金でなく、クレジットカードやデビットカードにするのがベターです。何故ならば、クレジットカードやデビットカードの多くは、明細をCSV形式などで出力できたり、Freeeなどに取り込めたりするからです。手入力していたら時間がいくらあっても足りません。
交通系ICカードは、専用アプリを使って毎週取り込む
問題は交通費の管理です。モバイルで管理していない場合や仕事で使う交通費のために交通系ICカードを使う場合、管理が大変です。
一番ベストなのは、モバイルSuicaやモバイルPASMOを使うことです。
しかし、使えない地域もまだまだあります。
iPhoneやAndroidを使わない場合は、以下の作業を定期的にしましょう。PASMOの場合は、以下のような制約があります。
- PASMOはFreeeなどに取り込めません。
- Androidなどで取り込めますが、20明細しか取り込めません。
- 券売機から出力できますが、件数は100明細までです。
交通系ICカードを使う必要がある個人事業主は、早めにモバイルSuica/PASMOに移行することをオススメします。
できれば両方使える機種にすることで、個人用と事業用で切り分けすることができます。
税金について知っておく
毎年の売り上げは、だいたい10月か11月には予想できると思います。
その時期にはもう節税対策を立てておきましょう。
ざっくりと売り上げが推測できれば、所得税・住民税・個人事業税は推測できます。
毎月、経理作業をやっていれば、10月末時点くらいで仮の確定申告の書類をFreeeなどで作ってみておくのもいいでしょう。
まとめ
フリーランスの方が独立すると一番困るのが経理です。
確定申告の時期になると、毎年確定申告が大変で泣いている方が多くいらっしゃいます。日頃から経理作業をやっておくだけでも全然違います。
早めに確定申告の準備はしましょう。