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サービスデザイナーが​事業会社の戦略に関わってみて

ここ1年半、サービスデザイナーとして事業会社のコンテンツ戦略に関わってみたので、少し感想を。

「サービスデザイナー」は、「顧客の視点」「事業者の視点」両方の視点に立ってコンテンツを提案しよう

「サービスデザイナー」は、「顧客の視点」「事業者の視点」両方の視点に立って考える必要があります。特にWebコンテンツを作る場合は、両方の視点がないとユーザーにとってメリットのないコンテンツができてしまいます。ただ売るだけのコンテンツを作ってもユーザーはそれを敏感に察知してしまうので、「顧客の視点」から見たベネフィットを盛り込む必要があります。

事業会社さんとお仕事をする場合、クライアントさんは、ただコンテンツを作るだけでなく、提案してくれるとすごく喜んでくれます。また、そこから信頼を得て継続的なお仕事を得られていくパターンが多いです。

「サービスデザイナー」が作る画面は、「顧客がどう使うか」を徹底的に考えよう

「サービスデザイナー」がWebサービスの画面を作るときには「顧客がどう使うか」を徹底的に考えなければいけません。見栄え・ユーザー画面のデザインは今やちゃんとしていて当たり前です。そこからユーザーがどう使うかを想定しなければいけません。

しかし、Webサービスのデザインをやったことのないデザイナーさんやコーダーさんには身につきにくい視点だと思います。特に分業しているような制作会社などで働いていると、専門職になってしまいますから、いかに専門分野を極めるかに視点が行きがちでしょう。昔は僕もその傾向がありましたから。

それでは、「顧客の視点」「事業者の視点」両方の視点に立って考えるにはどうしたらいいのでしょうか?まずは、クライアントとのミーティングにチーム全員が出て、クライアントの課題を一緒に考えることから始めてみたらいいと思います。

事業会社のWeb戦略にアドバイスしてきて

現在は、3月までの予定である事業会社のWeb戦略に関与しています(4月以降も関わりますが時間は大幅に減ります)。その事業会社では、まず、コンテンツを作るための環境整備に時間を使いました。

つまり、最初にコンテンツを作った制作会社は運用に関して全く考慮せず作っていた状況でした。ひとまず、更新してくださるデザイナーさんに任せても大丈夫なレベルまでコンテンツ制作環境を整備しました。

主に、やったことは次の5つです。

  • ドメイン整理整備(1サイトで4つのサブドメインを動かしていたので1つのドメインに統合)
  • Google Analyticsのビューを複数作成してゴールを見やすくする
  • CMSが必要なコンテンツにCMSの導入を行い更新しやすく
  • CMSを使わないコンテンツには、デザインシステムを導入してコンテンツ更新をパターン化し、デザイナーさんがコンテンツを作りやすくする
  • お問い合わせフォームにリアルタイムバリデーターの導入で離脱率の削除

このクライアントさんは、メインの事業はありますが、お手伝いしている部門がゼロからの事業創発支援に近い状況なので、商品を売るためのWeb戦略がまだ完全に固まっていない状況です。まずはコンテンツを作るための環境を整備する必要がありました。

これ以外にも、コンテンツをどう作ればいいかなどのアドバイスをしています(なぜか、営業マンからマーケッターと言われましたが謎です)。

この事業会社さんは、今後コンテンツを増やして行けば、最終的なゴールになるWeb戦略が固まって行くと思います。

でも、デザイナーとしての役割は本質的には変わっていない

デザイナーって職業が色々な言い方で言われるようになりました。しかし、やることは本質的に変わっていません。クライアントとユーザーに取っていちばんいい形でサービスを作っていくことに、デザインを通して関与し貢献するという本質は変わりません。それができないなら、アーティストになってしまうので注意しましょう。

ゆめいろデザインでは、お客さまの事業戦略から関わり、クライアントとユーザーに価値あるITサービスを届けるお手伝いをしています。新規事業創発支援から既存事業の開発支援・コンテンツ改善まで、色々な案件を手がけていますのでご興味のある方はご連絡いただけると幸いです。