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レスポンシブWebデザインは、なぜ「戸惑う」・「難しい」と思う人が多いのか

レスポンシブWebデザインの案件を初めて担当すると「戸惑う」とか「難しい」という人が多いようです。
1年間、レスポンシブWEBデザインのウェブサイト案件を制作して、レスポンシブWebデザインはなぜ「戸惑う」・「難しい」と思う人が多いのか体験から書いてみました。

レスポンシブWebデザインは、いままでの制作手法で制作すると難しい理由。

レスポンシブWebデザインは、Web業界に置ける一種の「革命」「明治維新」のような要素があります。いままで、「紙」「静的」的な制作手法でサイトを構築してきました。

しかし、多様化する画面サイズに対応しようとすると、いままでのワークフローではできない。意識改革が必要になります。

仮に100ページ、PC・スマートフォン・タブレットと、いちいちモックを全部作成するのですか?それは現実として難しいです。つまり、いままでのやり方が通用しないのです。

そうなると、「これはいままでと違うのではないか」ということになり、「レスポンシブWebデザインは嫌だ」とか、そういう話の流れになるのです。そんなの海外だと1年前に議論されていた話だけど。

だから、インブラウザデザインをはじめとした、レスポンシブWebデザインで制作するための手法が海外では研究・実践されてきています。

じゃ、ワークフローはどうしたらいいの?

1ヶ月ほど前、あるWeb制作会社の中の人から「レスポンシブWebデザインのワークフローをただで教えてください」という内容のメールが来ました。

ちなみに、面識が何も無い会社さん、かつ「今はこんな制作方法で制作しています」とかの情報が何も無かったので答えようがなかったのですが。

じゃ、ワークフローはどうしたらいいのでしょうか?
ワークフローは教えてもできるものでないです。仮に教えたとして、ディレクターが「今日からこの方法で制作してください」と言われても現実にできるわけないでしょう?

わたしは、インブラウザデザインで制作しますが、現実としてインブラウザデザインは急にできません。だいぶ慣れてきましたが、いまでも研究しなければ行けない部分は多いです。

Photoshopとブラウザを行き来する手法もありますが、各種事例を研究しながら、改善していくしかありません。
ましてや、制作チームで多人数で作業するような案件だと、デザイナー・コーダーの共同作業のワークフローを確立するのは難しいでしょう。
こればかりは、案件をこなしながらやっていくしかありません。

本当に難しい、真の理由は

レスポンシブWebデザインは、なぜ「難しい」のか、その真の理由は「考えが切り替えられない」からです。

「モバイルファースト」といっても、現実としていままでのようにデスクトップを中心に考えてしまいます。
それを急にモバイルから考えるやり方に切り替えるのはたいへん難しいです。

モバイルだけ、タブレットだけ、デスクトップだけ、と振り分けるのは、頭が切り替えられるけど、レスポンシブWebデザインのように「モバイルとタブレットとデスクトップを」同時に考えるのは、急にはできません。

現実に、「レスポンシブWebデザインでサイトを作りました。」といっても、CSSコードを拝見させていただくと、デスクトップから書いている人が多いです。
現に私も、レスポンシブWebデザインのように「モバイルとタブレットとデスクトップを」同時に考える脳のトレーニングに半年くらいかかりました。

レスポンシブWebデザインの案件をはじめてやる人が「戸惑う」・「難しい」のは、それが理由です。
そして、それは「レスポンシブWebデザイン」の案件を担当するWebディレクター・Webデザイナー・コーダー・プログラマーなど、すべての人が乗り越えなければならない壁です。

来年は、レスポンシブWebデザインがさらに加速する

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最近、レスポンシブWebデザインでリニューアルしたサイトです。

現に、海外ではニュースサイトを中心にレスポンシブWebデザインでリニューアルしたサイトが増えてきています。
そして、「来年はレスポンシブWebデザインがトレンドになる」という予測を立てている所サイトも多いです。

「レスポンシブWebデザインが消えてほしい」と言った人もいらっしゃるようですが、この流れにどう対処するのでしょうか?

※キービジュアルの写真についての著作権表示。2012-06-16 15.14.48 by Brad Frost, on Flickr

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