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SwapSkills Free vol.12に行ってきました。

電子書籍をテーマにした境 祐司さん(@commonstyle)が登壇なされた、SwapSkillsFree Vol.12に行ってきました。備忘録をかねて、アジェンダをまとめてみました。

電子書籍の情報収集を始めたとき

  • 数年前は海外の情報しかななかった。国内の情報は商用のツールしかなく、それゆえ情報が出せない(守秘義務)
  • 自分の会社と、教育関連の会社で出していく出版、両方やることに。著者だけど、自分で出版社もはじめた。ビジネスモデルは電子書籍専門の出版社の事業モデルを参考にした。
  • 使用するプラットフォームはEPUBでいくことは決めていた。急にEPub3で出てきている。
  • 技術的には最先端。EPUBでできる最高なものをやりたいが、ビューワが現状ない状態。
  • アプリとして出すなど、いろいろなスタイルでやっていく

What's an eBook?

  • ハードウェアが必要
  • スクリーンリーディング。
  • スクリーンで本を読むデバイスとしては、液晶ディスプレイ・E Inkディスプレィなどがある
  • リーダーはサイズ・解像度・比率などが異なる
  • リーダーは、年齢の高いユーザーには使いこなせない。テストしないとKindleしか使いこなせなかった。
  • Androidのタブレットではだめ、買ってきて届いたらすぐ使えるようにする。それくらいにしないと厳しい。iPadだと厳しい。
  • Windows 8・タブレット・電子書籍専門端末・Kindle Touchが近日発売。電子書籍リーダーが増えてくる。電子書籍はEPubだとどれでも読めます。
  • スマートフォン・タブレット・パソコンではすべて対応するのは厳しい。

電子出版の種類・売り場

電子出版の種類

  • 可読性が重視される出版物 - テキストが主体の文芸書など
  • 再現性が重視される出版物 - 図版が多い雑誌、絵本など
  • グローバルで使われるフォーマット - epub/kb8/pdf/その他(Apps)
  • 国内 - XMDF/.book/EPUB3/その他(Apps/Epub2/PDF)(※商用はXMDF/.bookが多く使われる)

電子出版の売り場

  • ダウンロードしたハードウェア(専用端末・スマートデバイス・PC)
  • クラウド(ストアのサーバー) - クラウドになるということは、ユーザーにとっては利便性が高い。

制作について

  • リフロー(行の折り返し処理)→再現性がなくなる。
  • 固定レイアウト→再現性重視。
  • プリントレプリカ→印刷物とまったく同じ・PDF。再現性重視
  • ハイブリット→リフローとプリントレプリカのハイブリッド。再現性と読みやすさを兼ね備える。雑誌では主流になる。モリサワ「MCBook EPUB ビューアライブラリ」これに近い(テキストは別ウインドウで読める)。テキストビュー(リフロー)とページビューの切り替えができる。

EPUBについて

  • 日本でもすこしずつ動き出している。
  • KIndleは独自形式だけど、元は同じ。EPUBはリフローだけど、固定レイアウトも使える。
  • 3月にIDPF理事会でEPUB3の固定レイアウトを承認。商用で利用されているのは固定レイアウト

固定レイアウトの種類

  • テキスト・図版を絶対配置(文字を大きくできないが検索はできる)
  • KF8(Kindle Format 8)epubでやっていくことを先取りしている
  • Kindle Touchは日本語の縦書き対応(EPUB3のファイルを変換可能)。
  • EPUBの固定レイアウト→KF8の固定レイアウト。それほど難しくなく変換できる。
  • どちらもHTML5採用。プログラミングして変換ツールも作りやすい。EPUBで作ってkf8で変換可能。
  • ブラウザで読める。
  • 拡張された電子出版物には、アプリの電子書籍・電子雑誌がある。

EPUBの検証について

  • ブラウザで検証。EPUBを流し込んで見出しを検証、原稿を流し込んでチェック
  • ビューワーによって見出しのデザインが違う。また、ビューワーのデフォルトスタイルは違う。
  • リセット用の検証ファイルが必要。見出しだけリセットされていない端末もある。
  • 検証に必要なのは、デフォルトのスタイルを確認すること、リセットCSSが効いているか確認すること。すべてをリセットしては行けない。
  • 読書スタイルのデフォルトスタイルをどのように上書きするのか決定する必要がある。デフォルトをのこして、変えたいところだけを上書きする必要がある。
  • Readiumで検証する。

ストアに流通させるには

  • XMDF/.bookを採用しているストア - honto/BookLive/GALAPAGOS Storeなど。
  • EPUBを採用しているストア - 楽天kobo/reader store/books on Google Playなど。
  • Amazon Kindle Store、国内の電子書籍市場の解説。
  • 携帯電話の電子書籍市場は縮小・新市場(スマートデバイス)はまだまだたちあがっていない。
  • 漫画を売るために、固定レイアウトが必要。コストがかからないものは文芸書など。
  • コストがかかる雑誌などは、コスト縮小のために、PDFにするなど。
  • NewsMixというサービスがある。完全に自分のほしい情報をとれる。NewsMix/FlipBoardなどにスポンサーがついている。ソーシャル化の流れ。
  • Adobeが作った、WebkitのビューアーはInDesignのようなものを再現。Microsoftとの協業により、Windows8/Windows Phone 8のInternet Explorer 10でも再現可能に。
  • The Financial Timesのように、HTML5ベースでWebアプリにしてしまう方向もある。クラウドで読み放題にするけど、月額課金。表示はHTML5で。

著者が出版社をつくる

  • モデルはA Book Apart。電子書籍でもうかったメディアをもっている。
  • Five Simple Steps - プリントオンデマンドサービスも。
  • 書籍と同じ内容のイベント - サービスとイベントと電子書籍を組み合わせている、もしくはサービスとなんらかのイベントを組み合わせている。
  • 最後にお金の話を少し(ここには掲載しません)。

質疑応答から

  • 本とかで紙で作っていたものを置き換えるのが固定レイアウト
  • 印刷を前提にしないときも固定レイアウトになるの? - デジタルファーストという考えでやる動的に記事が入れ替わる、など。動的に記事が入れ替わる、など。デジタルが最初であれば、紙を再現させる必要がないので自由にやれる。Webアプリでもいいのでは?
  • レビューが大変そう。どうなるの? - 1994に商用化さたWebデザインみたいな感じになる。

感想とか

電子書籍のビジネスモデルや制作の考え方など、いろいろ興味深い話を聞けました。ひょっとして、ビジネスのヒント[謎]もあったのかもしれません。

電子書籍は、HTML5で作るケースが多く出てくると思います。そうなると、Webデザイナーや、HTMLコーダーなどにも、お仕事の需要があるのかもしれません。これからも電子書籍の情報を追っていこうと思います。

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